頭痛を起こしやすい食べ物、頭痛を予防する食べ物の基礎知識

日本で頭痛に悩んでいる方は3000万人ともいわれ、実に4人に1人という割合です。
ただ、頻繁に起こる頭痛の原因がハッキリわかっているという人はほとんどいないのではないでしょうか?
頭痛を完全に予防することは難しいですが、食事も大きな影響があると考えられているので、今回は頭痛と食べ物の関係について書いていきたいと思います。
片頭痛を予防する食べ物ってあるの?
これを食べれば「片頭痛にならない」または「片頭痛が治る」というような食材はなかなかありません。
ですが、偏頭痛になりにくい食材・栄養素を摂ることで、症状を軽減できる可能性があります。
マグネシウムやビタミンB2には、片頭痛を予防する効果があるといわれていますので、食事やサプリメントで摂るといいでしょう。
◎ビタミンB2が豊富な食材
納豆、レバー、ウナギ、乳製品、葉物野菜など 。
特に納豆やうなぎには多く含まれており、納豆には0.56mg、うなぎには0.48mg含まれています。
◎マグネシウムが豊富な食材
ひじき・ワカメなどの海藻類、ナッツ類、緑黄色野菜、大豆、豆腐。
マグネシウムには、神経の働きを安定させる作用があるため、偏頭痛の症状の軽減に期待できます。
また、これらの他にも、脳神経外科のサイトやコラムでハーブティーを推奨する声があるので、ハーブティーの特徴についてもご紹介しておきます。
ハーブティーで頭痛を改善しよう
◎ペパーミント
血管収縮作用があるため、頭痛に良いとされています。
その他、消毒、消化、強壮にも良いそうです。
◎ラベンダー
鎮静、鎮痛作用があり、頭痛を和らげる。
その他、殺菌作用もあるとされています。
◎ローズマリー
鎮痛薬にも使われるほどの効果があり、片頭痛の緩和効果も期待されます。
◎シソ
ミントと合わせると、頭痛が和らぐと言われています。
◎カモミール
鎮静、鎮痛、発汗作用があり、頭痛を和らげる効果が期待されます。
続いて、頭痛を起こしやすい食べ物についても書いていきたいと思います。
頭痛を起こしやすいと言われている食べ物
まず、お酒を飲みすぎると頭が痛くなるという人は多いですが、この原因はアルコールによるものです。
片頭痛は血管の収縮・拡張により起こると考えられているため、血管拡張作用のあるアルコールは、偏頭痛を起こしやすいと言われています。
中でも赤ワインには、血管を拡張、収縮させるポリフェノールやチラミンが多く含まれているので、 偏頭痛への影響が大きいようです。
また、ポリフェノールやチラミンは、オリーブオイル、チーズ、ハム、サラミなどにも多く含まれていて、これらの食材も頭痛を誘発する可能性があると言われています。
アルコール以外の食べ物で頭痛が起きるケースは少ないと言われてはいますが、アルコールを摂取していないのに頭痛がよく起こるという方は、これらの食材を控える事を試してみるのも良いかもしれません。
この他、糖分の多い物を食べた直後に起きる一時的な血糖値の低下も、片頭痛の原因となると言われています。
体質によっては乳製品に含まれるカゼインが頭痛の原因になる場合も
頭痛に関する研究の中で、カゼインという乳製品に含まれるたんぱく質が、偏頭痛を引き起こす原因と関連するケースがあるという事が発見されています。
これは全ての人に当てはまるわけではなく、体質による可能性が大きいとの事ですが、人それぞれ合う食材、合わない食材というものはあるので、乳製品をやめたらどうなるのか?というのも試してみる価値はありますね。
慢性的な片頭痛に悩んでいる方はインデラルがオススメ
頭痛の原因は人それぞれですが、お酒も控え正しい生活習慣を心がけ日常的な運動もしているのに、頻繁に頭痛が起こるという方は、食事による影響を疑ってみても良いと思います。
食事が原因になっている頭痛は、今回の記事で紹介したもの以外にもあると思いますが、まずは一般的なものから試してみて下さい。
なお、慢性的な片頭痛に悩んでいる方、片頭痛の症状が重い方は、インデラルというβ遮断薬の力に頼ってみることをオススメします。
インデラル等のβ遮断薬は欧米では片頭痛の予防薬としての第一候補とされる薬です。
一般の方でも、通販サイト「コンディション21」で購入可能ですのでチェックしてみて下さいね。