面接で緊張してしまうのはどうして?あがり症の人向けの面接対策

就職や資格の試験、上司とのヒアリングには面接が付き物です。しかし緊張のあまり、質問に思うような回答ができなかったという人も多いのではないでしょうか。
しかし、社会生活を送る中で、面接を避けるというのは難しいことです。
たとえ緊張して言葉が出てこなくなっても、最低限のリカバリーで切り抜けたいものです。
緊張が起こる仕組み
緊張には、神経の伝達物質にあたるノルアドレナリンが大きく関係します。
ノルアドレナリンが血中に分泌されることによって、交感神経が刺激されます。
交感神経の刺激は、心拍数や血圧、体温の上昇などを誘発し、身体に変化をもたらします。
緊張によって、急に汗の量が多くなったり、顔が赤くなったり、声が上ずったりした経験があるかもしれません。
これは交感神経の刺激によって上昇した、体温や心拍数、血圧などを抑制しようとするため身体が反応しているのです。
緊張=悪い事ではありません
つまり緊張によって起きる身体の変化というのは、身体を防衛するためのものなのです。
そのため、緊張すること自体は悪いことではありません。
適度な緊張感は、集中力をアップさせてくれる効果もあります。
そのため、普段以上の力を発揮できることもできるのです。
反対に、面接においてうまく話すことができないのは、緊張する気持ちをコントロールできないとも言えます。
面接で緊張してしまう理由
では面接において緊張してしまうのは、どのような場面でしょうか。
まず面接官は初対面の目上の人であることがほとんどです。
初対面の人と会うと、ほとんどの人が緊張しますし、目上の人であれば、失礼がないように構えてしまうのは当然のことです。
また面接そのものが、普段あまり経験することがないイレギュラーな空間です。
普段ルーティーンを好み、変化に富んだことが苦手な人にとっては、まさに慣れない状況と言ってもいいでしょう。
そして面接は、相手から自分を見られます。
自分で積極的に話すことも求められますが、同時に自分が人からどのように見られているのかということも、意識せざる得ない場です。
このような状況に置かれると、人は緊張するといわれています。
つまり、面接は人が緊張しやすい条件がほとんど揃っている空間なのです。
そのため、面接で緊張してしまうというのは、当たり前とも言えます。
失敗したくないという気持ちが強いほど緊張は起こりやすい
さらに人それぞれの性格も、緊張をさらに誘発してしまいます。
例えば、自分が失敗した姿をイメージしてしまう人や、反対に失敗したくないと考えすぎてしまう人です。
こういった気持ちが先行すると、緊張を強いられる場において、本来話すべきことが頭から抜けてしまう可能性があります。
また劣等感が強い人や、自分が他人からどう思われているのか気にしすぎる人も要注意です。
このような人が緊張を強いられる場に遭遇すると、他人の判断に意識を持っていかれてしまい、肝心の言葉が出てこないという可能性があります。
場合によってはこの経験がさらにトラウマになり、次の面接においてますます緊張してしまうという悪循環に陥ってしまうことも考えられます。
しっかりした準備が緊張を和らげます
そのような状況をカバーするには、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。
事前準備と言っても、特段うまく話術を鍛える必要はありません。
まずは最低限、見た目の清潔さを心がけましょう。
服装や表情、背筋を伸ばした姿勢を意識することが大切です。
面接では見た目の印象も大きく左右します。
決して見た目を取り繕えばいいと言っているのではありません。
第一印象が良ければ、まず相手に悪いイメージを与えることはありません。
反対に第一印象を悪くした上で、緊張によって面接がしどろもどろになってしまうと、負のスパイラルに陥ってしまいます。
緊張するからこそ、まずは見た目をしっかりと整えることが大切なのです。
そして面接で話す内容を考える準備においても、特段ユーモアを交えた話を考える必要はありません。
まず自分が何を話したいのかを考えておきます。
話す内容は、台詞のように一言一句覚えるのではなく、ストーリーをざっくりとイメージしながら考えます。
また質問内容を複数考えておくことで、想定していなかった質問を受けても、ストーリーのストックから近い回答を導きやすくなります。
面接の練習は声を出してイメージトレーニングしよう
そして面接の練習をする場合は、声に出すことがとても大切です。
声を出すことで、話すトーンがイメージしやすくなり、口に馴染むようになります。
緊張してしまうのは、自分がどのように話すのかということがイメージしきれないことも関係します。
声に出すことは、面接のイメージトレーニングにおいて大変有用な練習方法なのです。
緊張の予防に「インデラル」を活用する方法も
それでも緊張による身体の変化をコントロールできない場合は、インデラルという医薬品を服用するのも方法です。
インデラルは、狭心症や高血圧の薬として使用されており、心拍数を下げることからあがり症対策の薬としても用いられています。
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