● 五月病とは?
5月は風も爽やかな季節である一方、何となく気が滅入って勉強や仕事に身が入らない、集中できない、食欲がわかない、疲れやすい、などの症状が出やすい季節です。
「五月病」とは、医学的な病名ではなく、新しい環境の変化についていけず、憂鬱になるなどの軽いうつ的な気分に見舞われる症状をいいます。医学的には、「適応障害」と診断され、4月に新生活がスタートして、それがひと段落する5月頃に出やすいため、に「五月病」といわれるようになりました。
5月に限った症状ではないので、新しい環境の変化がやってくる時期は要注意です。
● 五月病の原因って何?
4月は新しい環境での生活がスタートする事が多い時期ですが、知らず知らずに蓄積されていた心身の疲れが出てきたり、新しい環境の変化や人間関係に適応できずに、そのあせりや不安がストレスになることや、また、新生活がスタートして緊張感から解放されることなどが原因と言われています。
身体的には、免疫が低下して疲れやすくなったり、頭痛がする、疲れているのに眠れない、また、精神的には、何もやる気がおきないなど、 なんとなく気分が落ち込んでいる、何にも興味がわなかい、不安やあせりがひどくなる
など症状はさまざまです。一般に几帳面でまじめな人がかかりやすいと言われ、
長引くとうつ病にまで進行することがあるので、早めに医師に相談し症状が進まないようにすることも大切です。
●予防するには?●
自分に合ったストレスの解消法を見つけましょう。音楽を聴いたり、読書をする、また、ゆっくりお風呂に入る、マッサージなど、心を落ち着かせることが大切です。
ストレス解消といって食べ過ぎたり、飲みすぎてしまったりすると逆効果です。食生活では次に気を付けましょう。
■カルシウム不足に注意しましょう
カルシウムは骨や歯の形成に必要なだけでなく、神経細胞などの働きにも関わっており、イライラする原因はカルシウム不足である場合があります。ストレスを貯めないためにもカルシウムが不足しないように心がけましょう。
ちなみに、カルシウム1日当たりの所要量は600mgが目安ですが、厚生労働省による国民栄養調査では平均550mgと全体的に不足しがちです。目安としては、牛乳100ccで、約100mgのカルシウムが補えます。
またカルシウムを吸収するためにビタミンDとマグネシウムが必要になります。ビタミンDは1日当たり2.5μgを目安に、マグネシウムは250~300mgを目安に補いましょう。
■ビタミンをバランス良く補いましょう
ストレスがたまるとビタミンの消費も多くなります。ビタミンは体内の代謝と大きく関わり、どれか1つでも不足すると体の機能が正常に働かないということがあり、必要な量は微量であっても大変重要な働きをしています。
食生活で野菜や果物が不足しているなと感じる人はサプリメントを上手に活用してバランスよく補うように心がけましょう。
●五月病はがんばった証?
症状が出てきた場合は、焦らず考えすぎないこと、自分を悲観せず、自分のペースでゆっくり考え直す機会にしてみましょう。
五月病は、4月に新しい環境や人間関係にしっかりまじめに向き合ってまじめに過ごしてきたことが、ストレスとなって症状が出ている場合が多いですので、まずは頑張った自分を誉めてあげてください。
また、何もやる気が出なかったり、失望的になったり目標を見失いそうな時は、もう少し身近な小さい目標を設定して、新しい生活を自分らしく過ごしていくためにできることをはじめてみてください。
新しい価値観やライフスタイルで新たな自分を新発見する良い機会にもなるはずです。
2007/05/02
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